「21st CENTURY SOUNDTRACK」特設ページ

  2015.5/20(水)全国発売
¥2500(税別) / DCRC-0085

購入特典
・タワーレコード
未発表笹口弾き語り曲CD-R
・ディスクユニオン
アルバムジャケットステッカー
・HMV
サラウンドちゃんバッヂ

メンバーによる全曲解説

01.恋に至る病

ある時期からなんだか皆やけに潔癖になってる気がして、そもそもお前はそんなにキレイかい?と自分にも周りにも問いかけている曲です。
ゲストミュージシャンのバイオリン百瀬巡さんとサックス村上大輔さんによって今までのうみのてではなかったもはや別のバンドになったような豊潤なアレンジになっております。
(笹口)

02.LOVE & PEACE & etc

 

ピアノが全面に出され、ギターにロータリーシミュレーターがかかり、抑制されたリズム隊が、ノイジーなギターに引っ張られ熱がこもってく感じが、今までになくダークで大人っぽい曲。バットマンがダークナイトになってしまった感じかもしれないですね。
(高野)

03.Tokyo Night Music

 

地震が起こる前くらいにやっていたレア曲。
難しいアルペジオは全部笹口が歌いながら弾いています。
東京出身のメンバーが誰もいない、うみのてメンバーのいびつな東京のイメージが滲んでる気もしないでもない、田舎臭さと都会っぽさの均衡が描かれています。
(高野)

04.生活ファンク

 

うみのての初ライブから演奏している曲です。ライブでは「生活よ、幸せな生活よ」のコールアンドレスポンスが定番。ゲストプレイヤー村上大輔のサックスも手伝ってファンクと言うよりダブ風な仕上がりになっています。
(早瀬)

05.EIGA

 

1stアルバムのレコーディング時に入りそうで入らなかった、映画について歌った今世紀最高の大名曲。ちゃんとした音源になったことがすごく嬉しいです。オープニングからクライマックスまでそれぞれの音が歌詞を追うように主役になりストーリーテラーになり観客になる、本アルバムのタイトル「21世紀のサウンドトラック」にも象徴される曲です。どの場面も、何度聞いても、好き…。
(円庭)

06.ブラックホール

 

うみのて結成時(笹口騒音オーケストラという名で活動していた時期)からある、笹口騒音ハーモニカソロ曲を基にした曲。
リズムが一見単純なようで、ドラマーとしては意外と難しいアクセントなのですが、それがこの曲の不思議な雰囲気を出しています。途中で少しトライアングルを入れたりして、キラキラ感を増幅させました!今回のアルバムの中では昔の曲ですが、他の曲にもよく馴染んでいると思います。
(キクイ)

07.サラウンドごっこ

 

うみのてには意外と珍しく爽やかな疾走感の漂う曲です。さえずるようなキーボードと後半のシューゲイザー風に駆け抜けるギターが魅力のクールなサウンドになっています。
(早瀬)

08.UMINOTE LAST TRAIN

 

2013年の年末にできた、うみのて用に作った曲。イントロのアルペジオが美しく、全体的にも流れるようなハーモニーの美しさがありながら、淡々とリズムで刻んでいくことにより、タイトルの「TRAIN」らしさが表現されていると思います。後半に、電車の走る音をイメージして鈴を入れてみました。
(キクイ)

09.言葉狩りの詩(塔和子『嘔吐』引用ver.)

 

笹口が多大な影響を受けている詩人、塔和子さんの『嘔吐』という詩に影響を受けて作った『言葉狩りの詩』という曲の冒頭にそのまま『嘔吐』の詩を引用させていただいたバージョンです。
惜しくも2013年に塔さんは亡くなられてしまいましたが、たくさんの人に知っていただきたいとてもやさしくきびしいすばらしい詩です。
(笹口)

10.ダイイングメッセージ

 

うみのてのサウンドによく合う!と思ってた、昔から(私の加入前から)ある曲。歌詞のわりに重すぎない曲調で超イケてる録音になってます。この嵐のようなヤケクソのような突き抜け感。古いラジオが狂ったように鳴りだしたようなエフェクト、最初と最後にうるせーカッコエエエ!!って笑いがでる感じ、中村さんのミキシング冴えまくりです。本アルバムの中でもかなりイチオシの一曲!
(円庭)

11.(this is)the end

 

今回のアルバムはなんだかほとんどの曲がアルバムの最後の曲のような印象ですが、そんなアルバムのラストはそのままズバリ『ジ•エンド』思えばビートルズのアビーロードのラストも同じタイトルですね。劇的な終わりというよりは落ち着いた諦念のような徐々に静かに終わってゆく感じをゲストミュージシャンの演奏がさらにひきたててくだすってます。(笹口)

12.たとえば僕が売れなかったら(Bunus Track)

 

「たとえば僕が売れたら」という曲を演奏していたバンドへの深い愛情と、ちょっとだけあった対抗心、みたいなのが出てる気がします。最後の暴風のようなギターと、爆裂するリズム隊の中でサックスとバイオリンがハーモニーで支える8小節に、アルバムを締め括るにふさわしい高揚感、たくさんの感情が篭ってるはずです。
(高野)